コラム
マイナビ「2021年 派遣社員の意識・就労実態調査」
コラム2021.08.20
派遣社員は雇用が安定しないなど、これまでデメリットが目立っていましたが、働き方の融通が利くことや人間関係のストレスが正社員と比べて緩和するなどのメリットを歓迎する人が増えているようです。
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派遣先や派遣元から正社員化の誘いを受けたことがあったのは28.9%で、断った割合は全体で76.5%
正社員よりも派遣社員の働き方を望む人が多いのは意外な気がしますが、これが昨今の就労意識の傾向なのでしょう。
正社員化を断った理由は、「残業など、勤務時間や勤務日数の負荷が増えるから」が[販売]、[医療・介護・福祉]で4割を超えており、勤務日数や勤務時間の自由度を求め、自ら望んで派遣社員を選択していることが分かります。
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今後も、派遣社員として働きたいとしたのは50.1%(前年比:+6.1pt)となり、半数以上が今後も継続して派遣社員の就業を希望しています。
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今後も派遣社員で働きたい理由をみると、
登録型派遣(有期雇用契約)では、
「勤務地を選べるから(33.8%)」「職場を変えやすいから(31.7%)」
常用雇用型派遣(無期雇用契約)では、
「雇用保険や社会保険に加入できるから(24.4%)」「責任が重くないから(21.3%)」
などが高い結果となりました。
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有期雇用契約の派遣では、
働く場所や、職場の変更や選択の自由度、
無期雇用契約の派遣では、
社会保険加入などの安定性を得ながら、責任は重くないという社会保障と職責のバランスを重視した働き方ができることが、
今後の継続意向に繋がっているものと思われます。
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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001476.000002955.html
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