新着情報
長時間労働が疑われる事業場に対する令和2年度の監督指導結果
新着情報2021.08.20
令和2年度に、長時間労働が疑われる事業場に対して労働基準監督署が実施した、監督指導の結果が、監督指導事例と共に公表されました。
この監督指導は、各種情報から時間外・休日労働時間数が1か月当たり80時間を超えていると考えられる事業場や、長時間にわたる過重な労働による過労死等に係る労災請求が行われた事業場を対象としています。
対象となった24,042事業場のうち、8,904事業場(37.0%)で違法な時間外労働を確認したため、是正・改善に向けた指導がなされ、なお、このうち実際に1か月当たり80時間を超える時間外・休日労働が認められた事業場は、2,982事業場(違法な時間外労働があったもののうち33.5%)あったようです。
厚生労働省では、今後も長時間労働の是正に向けた取組を積極的に行うとともに、11月の「過重労働解消キャンペーン」期間中に重点的な監督指導を行うとのことです。
.
令和2年4月から令和3年3月までの監督指導結果のポイント
.
- (1)監督指導の実施事業場:24,042事業場
.
- (2)主な違反内容[(1)のうち、法令違反があり、是正勧告書を交付した事業場]
- 1違法な時間外労働があったもの:8,904事業場(37.0%)
うち、時間外・休日労働の実績が最も長い労働者の時間数が
月80時間を超えるもの:2,982事業場(33.5%)
うち、月100時間を超えるもの:1,878事業場(21.1%)
うち、月150時間を超えるもの:419事業場( 4.7%)
うち、月200時間を超えるもの:93事業場( 1.0%) - 2賃金不払残業があったもの:1,551事業場(6.5%)
- 3過重労働による健康障害防止措置が未実施のもの:4,628事業場(19.2%)
- 1違法な時間外労働があったもの:8,904事業場(37.0%)
.
- (3)主な健康障害防止に関する指導の状況[(1)のうち、健康障害防止のため指導票を交付した事業場]
- 1過重労働による健康障害防止措置が不十分なため改善を指導したもの:9,676事業場(40.2%)
- 2労働時間の把握が不適正なため指導したもの:4,301事業場(17.9%)
.
.
令和3年8月20日(金)
.
照会先
労働基準局 監督課 過重労働特別対策室
室長 黒部 恭志
中央過重労働特別監督監理官 前村 充
(代表電話) 03 (5253) 1111(内線 5589、5630)
(直通電話) 03 (3502) 5308
関連記事
-
新着情報
【厚生労働省】長時間労働が疑われる事業場に対する令和元年度の監督指導結果の公表
長時間労働が疑われる事業場に対する令和元年度の監督指導結果を公表します。. 厚生労働省では、このたび、令和元年度に、長時間労働が疑われる事業場に対して労働基準監督署が実施した、監督指導の結果を取りまと...
お知らせ調査シリーズNo.229 新型コロナウイルス感染拡大の仕事や生活への影響に関する調査
[ JILPTコロナ連続パネル個人調査(第1~7回) ]結果 2023年8月2日 概要研究の目的新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大やその予防...
新着情報令和2年度11月「過重労働解消キャンペーン」重点監督実施結果
厚生労働省では、このたび、昨年11月に実施した「過重労働解消キャンペーン」における重点監督の実施結果について取りまとめましたので、公表します。平成31年4月1日から、長時間労働の抑制を図るため、時間外...
ご相談・ご依頼はお気軽にどうぞ!
-
【受付時間】9:00~18:00
【定休日】土曜・日曜・祝日