コラム
新年のご挨拶
コラム2018.01.11
新年あけましておめでとうございます。
旧年中のご厚情を深謝いたしますとともに、本年も尚一層のご支援、ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
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今年も昨年同様に、労働・社会保険関係法令について、多くの法改正が行われることと予想されますが、既に決定している重要な制度改正としては、今年4月1日以降「無期労働契約転換ルール」が適用されることでしょう。
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平成25年4月から、労働契約法の改正により有期労働契約が5年を超えて繰り返し更新された場合、労働者の申込みにより、無期労働契約に転換するルール(無期転換ルール)が定められていますが、平成25年4月1日から5年を経過するのが、平成30年4月1日となります。
従って、今年4月1日以降に入社時から通算して5年を超える労働契約が更新された場合は、その時点で労働者からの申込みがあれば「無期労働契約転換申込権」が発生することになります。
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但し「高度専門的知識等を有する有期雇用労働者(年収1,075万円以上)」や「定年後に有期労働契約で継続雇用される高齢者」については、事前に申請することによって「無期転換ルール」が適用されないという特例が設けられています。
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労働局において申請内容に関する審査を行うため、申請から認定を受けるまでには一定期間を要します。
また追加資料が必要な場合にはさらに時間を要しますので、この特例の認定を受ける場合には、お早めに申し出いただきますようお願いいたします。
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今後も、種々の法改正等が決定され次第 随時お知らせして参りますので、ご留意ください。
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今年1年が皆様方にとって輝かしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
当事務所といたしましても顧問先の皆様方のご要望に最大限お応えできるよう、職員一同 更なるレベルアップを図って参る所存です。
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本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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