コラム
職場ハラスメント経験63% 相談せず31%、民間調査
コラム2025.11.11
職場におけるハラスメントは就労環境にとって大きな問題です。
パワーハラスメント、セクシャルハラスメント、マタニティハラスメント、カスタマーハラスメント ...
様々なハラスメントがありますが、いずれも職場秩序の乱れや業務への支障が生じたり、貴重な人材の流出にもつながります。
特に90%の労働者が受けたことがあるという「パワーハラスメント」が一番の問題です。
職場では相談しにくかったり、相談したとしても、通報したことが分かると、火に油を注ぐことにもなりかねず、職場内の人間関係のさらなる悪化を恐れて、相談者が是正指導を求めないケースがほとんどでしょう。
ハラスメント行為を行った本人も自覚があるのが普通ですから、誰から通報があったか、一目瞭然なのです。
大企業においては、問題社員を配置転換するなど、対処のしようもありますが、中小零細企業では、それも難しく、結局 何もできない場合がほとんどです。
「労働施策総合推進法(略称)」が改正され、令和2年6月1日から(中小企業は令和4年4月1日から)職場におけるパワーハラスメント防止対策が事業主に義務付けられました。
しかしながら、前述の通り、問題が起こってからでは対処することが困難であり、事前にパワハラ研修などを通じて、予防措置をとっておくことが必要でしょう。
特に中小零細企業にとっては、最も悩ましい問題の一つです。
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【WEB労政時報】
働く人の63%が職場でハラスメントを受けた経験があることが2日、総合人材サービス会社「エン」(東京)のアンケートで分かった。被害に遭った人の31%が「誰にも相談していない」と答えた。エンの担当者は「被害を訴えづらいという社風が残っている会社が多い。経営者が、ハラスメントを撲滅しようと本気で方針を示す必要がある」と指摘した。
どんなハラスメントを受けたかとの質問に対して(複数回答可)、「パワハラ」が90%と最も多かった。次いで「セクハラ」が21%、顧客からの著しい迷惑行為「カスハラ」が19%、妊娠・出産・育児休業への嫌がらせ「マタハラ」が3%。
誰に相談したかを尋ねたところ(複数回答可)、上司が32%、同僚が25%、家族が19%、先輩が15%だった。
誰にも相談しなかった人に理由を聞くと「解決にならないと思った」が最も多かった。
ハラスメントのない職場にするため企業にしてほしい対応は(複数回答可)、「相談窓口の設置」が43%、「ハラスメントの実態調査」41%、「風土の改革」39%など。
調査は8月に実施。1955人が回答した。(共同通信社)
【WEB労政時報】
https://www.rosei.jp/readers/article/89904
職場におけるハラスメント対策パンフレット
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/001338359.pdf
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