長時間労働で脳出血と認定 NEC支店長側、逆転勝訴|社会保険労務士をお探しなら岡山県倉敷市にある大島事務所へお任せ下さい。

大島事務所
  • TEL:086-421-2601
  • お問い合わせ

【受付時間】9:00~18:00  
【定休日】土曜・日曜・祝日

》サイトマップはこちら

お知らせ

長時間労働で脳出血と認定 NEC支店長側、逆転勝訴

お知らせ2023.10.03

NEC(東京)の岡山支店長だった男性=当時(47)=が2014年に脳出血を発症し、約2年後に死亡したのは業務が原因だとして、妻(55)が国の遺族補償不支給処分取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁は26日、「時間外労働の点において過重な業務に従事していたと言える」として、請求を棄却した一審判決を取り消し、国の処分を取り消した。

岡田健裁判長は判決理由で、発症前6カ月間の時間外労働時間は平均81時間に達したと指摘。勤務間のインターバル不足なども考慮し、業務起因性を認めた。昨年9月の福岡地裁判決は、平均約76時間と算出していた。

一、二審判決によると、男性は14年4月、広島県にある中国支社での会議中に救急搬送され入院。福岡県の病院に転院して治療を受けたが、16年3月に死亡した。妻は18年11月、遺族補償年金などを岡山労働基準監督署に請求したが、19年1月に不支給決定を受け、審査請求なども退けられた。

妻は代理人弁護士を通じ「働きぶりを知っていたので、倒れた時には労災と確信していた。夫の頑張りがようやく報われた」とコメントした。

岡山労基署は取材に「判決精査中のため、コメントを差し控える」と答えた。(共同通信社)

 

 

【WEB労政時報】

https://www.rosei.jp/readers/article/85743

 

 

 

 

関連記事

  • お知らせ

    パワハラ指針、骨子案を提示

    厚生労働省の労働政策審議会(分科会)で、職場でのパワーハラスメント防止のため企業に求める措置の指針(パワハラ指針)の骨子案が示された。骨子案では、企業が「講ずべき措置」として、相談者のプライバシー保護...

  • お知らせコラム

    雇用保険料、来年度は2倍の可能性 コロナで積立金払底

    雇用保険には①失業者に手当を払う「失業等給付事業」(育児休業給付を含む)と、②休業者や転職者らを支援する「雇用保険二事業」があります。 現在の保険料率は①が0.6%で労働者と会社が半分ずつ、...

  • 新着情報資料室

    厚生労働省から「当面の労働時間対策の具体的促進について」の通達が出ています

    厚生労働省から、働き方改革関連法に関して、4月1日付で通達「当面の労働時間対策の具体的促進について」(平31.4.1基発04 01第25号・雇均発0401第39 号)が、都道府県労働局長に対し出されて...

ご相談・ご依頼はお気軽にどうぞ!

ページトップへ