「名代富士そば」運営会社 雇用調整助成金を不正受給｜社会保険労務士をお探しなら岡山県倉敷市にある大島事務所へお任せ下さい。

立ち食いそば店を運営する「名代富士そば」が雇用調整助成金を不正受給

実際は有給休暇であるのに、仕事を休ませて休業手当を支払ったとうその申請書を提出していたことが、厚生労働省の調査で判明しました。

このため厚生労働省は、この1か月間分の助成金の全額と違約金などの合わせておよそ300万円の返還を命じるとともに今後5年間、助成金の利用を禁止する処分を行いました。

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雇用調整助成金の支給総額は、コロナ禍以降4兆2000億円に達しました。

そのため、本来の雇用保険「二事業」の積立金だけでは足りなくなり、失業手当の支払いに備えるための積立金から1兆7000億円を借り、一般会計（税金）から1兆1000億円を穴埋めしました。

今年度は1兆2000億円の支給を見込んでいたものの、8月20日時点で既に1兆円を超え、1カ月当たりで2000億円超を支払っているため、9月には底を突く可能性があり、来年度の雇用保険料の引き上げが検討されています。

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財源が枯渇すると支給要件や支給額が縮小され、本当に必要とする企業が十分な助成金を受けられなくなる虞もあります。

不正受給に対しては、受給額の3倍返し、詐欺罪での刑事告発など厳罰で臨むべきでしょう。

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— 不正受給の一例 —

▽実際には働いていた従業員を書類上は休ませたとうその申請をする。

▽実在しない従業員を休業させたと偽って助成金を申請する。

▽シフトを故意に増やして休業手当を水増しする。

▽本来の支給額よりも高い給与に設定して休業手当を水増しする。

▽年次有給休暇で休ませて休業手当を支払ったと偽りの申請をする。

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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210902/k10013238021000.html