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訴状によると、男性は当時、奈良事業本部(奈良県香芝市)で品質保証室長として勤務。平成30年3月ごろにベトナム工場で発生した製品不具合のクレーム対応などに追われ、翌4月にくも膜下出血で倒れて死亡した。その後、葛城労働基準監督署(同県大和高田市)が労災認定した。
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遺族側は、死亡直前の2カ月間の時間外労働は少なくとも、過労死ラインとされる月80時間を超えていたと指摘。従業員の安全に配慮する義務を同社側が怠ったと主張している。
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同社は「訴状を確認していないので現時点でコメントできない」としている。