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コラム

企業規模要件35年廃止 保険料負担に配慮し延期

コラム2025.01.30

短時間労働者の厚生年金の加入が平成28年10月から順次拡大され、現在は勤務先の従業員数が「51人以上」と定められています。

 

この企業規模要件を2035年10月に廃止する方針を明らかになりました。

 

これまでは29年10月とされていましたが、保険料を労使で折半する中小企業側の負担に配慮して見直したものです。

 

企業規模要件は現在の「51人以上」から

 

27年10月に「36人以上」へ

29年10月に「21人以上」へ

32年10月に「11人以上」へ

 

段階的に緩和され、

 

35年10月に廃止されます。

 

また、従業員5人以上の個人事業所の場合、厚生年金の加入対象は現在17業種ですが、29年10月に全業種に拡大されます。

 

ただ物価高で経営が厳しい経済環境を鑑み、対象を新規に開業する事業所に限定し、既存の事業所は当面は免除されます。

 

さらに、保険料負担を避けるため働く時間を抑制する「106万円の壁」とされてきた年収要件も撤廃されます。

 

これは法成立後 約3年以内が想定されています。

 

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