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「第2のガラスの天井の解消に向けて」日本語版レポートを発表

お知らせ2023.09.22

世界の女性の4分の3は、 「第2のガラスの天井」の解消に向けた取り組みを強く望んでいる

 

BSIグループジャパン株式会社(所在地:横浜市西区みなとみらい、代表取締役社長:漆原 将樹、以下「BSIグループジャパン」)は、女性が早期に離職してしまう要因を明らかにし解決策を見出すことで、個人や組織、そして社会にポジティブなインパクトを与えることを目的とした、「第2のガラスの天井の解消に向けて」レポートの日本語版を発表しました。

 

世界的なパンデミックによって、ありとあらゆる場所でこれまでの労働慣行が混乱し、その後遺症は今も根強く残っています。そうした影響の一つにキャリアの途中で離職を選択せざるをえない女性が世界的に増えていることが挙げられます。本人の希望ではなく、「キャリアをストップせざるをえない」と感じ退職を選択しているケースがあり、こうしたことは男性よりも女性の方が直面する機会が多いのです。

 

British Standards Institution(以下「BSI」)はこの現状を「第2のガラスの天井」と名付けました。第2のガラスの天井は、女性の昇進を妨げてきた第1のガラスの天井から派生したものであり、キャリアパスではなく、働く期間を問題視しています。世界の様々な組織や規制当局のレベルで注目を集めているこの問題の解決に向けて、進展の鍵となるのは、方針と文化、そして規制と教育を整合する能力です。「第2のガラスの天井」の要因を明らかにし、そして女性が働き続けることで個人、組織、社会全体に与えるポジティブな影響について議論を始めるために、BSIは本レポートを作成しました。

 

■レポートの抜粋(回答者は全て女性)

  • 回答者の73%が、若い女性社員の育成には豊富な知識や経験を持つ女性の指導役(メンター)が有効だと回答していますが、42%は年上の女性が管理職に就くことは依然としてまれであり、同じく42%がそのようなメンターから学ぶ機会がなかったと答えています。
  • 回答者の76%がもっと働き方の柔軟性を高めるべきだと答えています。また、72%が更年期障害を経験している女性を組織がサポートしてくれることを望んでおり、特に5分の1はその欠如が仕事を継続する上での障壁になっていると述べています。
  • 回答者の69%が不妊、または流産に関する公式な方針があると助かると答えていますが、そのような方針があることを知っていると答えたのはわずか7%に過ぎず、5人中3人が、雇用主にこの問題を相談することに抵抗があると答えています。

 

■「第2のガラスの天井の解消に向けて」レポートで推奨している6つの取り組み

  1. 第2のガラスの天井を解消するメリットを認識すること
    これを課題と捉えるのではなく、成長とイノベーションを促進し、持続可能な世界に向けた進歩を加速する機会として取り組む。
  2. 対話すること
    女性が何を望んでいるかを尋ね、現在のトレンドを逆転させ、より多くの女性が仕事を通じて目標達成に取り組めるような解決策を見出す。
  3. 更年期障害に限らず、さまざまな要配慮事項に関して利用しやすいサポートを提供すること
  4. 柔軟性を資産として捉え、必要に応じて微調整を行うことで快適な職場作りができると知ること
  5. 労わりの文化を醸成すること
    個人のニーズに積極的に応えることで人々に重きをおく。
  6. ベストプラクティスを共有すること
    組織、業界、国を越えたコラボレーションが進歩を牽引する。

 

■監修者のコメント
BSIのセクターディレクターであるAnne Hayesは次のように述べています。
「第2のガラスの天井に対処すれば、生産性の向上や、優秀な人材を定着させ、その経験を活かして新人を教育するメンターの確保など、多くのメリットがあります。当社の調査が示しているように、女性を労働から締め出す要因は数多くあります。しかしこれには、更年期を迎えた従業員に対する支援から、柔軟な働き方や偏見の解消といった別分野への取り組みを含む明確な戦略があり、ひいては全従業員の労働環境の向上に寄与します。年配の女性がまさに憂慮している事項を課題と見なすのではなく、それらを現在と将来の世代のために投資する機会と捉えるとともに、成長とイノベーションを促進し、持続可能な世界に向けた進歩を加速する機会と見なすことで得るものがあるのです」

また、BSIの健康・安全・福祉担当グローバル責任者のKate Fieldは次のように述べています。
「女性が職場を去る決断をする理由にはさまざまなものがあります。それが自らの意志による選択であれば祝福すべきことですが、今回の調査データは、働き続けることを望み、そのために雇用主からのさらに強力なサポートを期待している女性たちが存在していることを明らかにしています。組織には、従業員と協力することで、個人、組織、社会に多大な利益をもたらす可能性のある、多様で公平かつ包括的な職場文化を創造する機会があります。BSIのPrioritizing People Model(C)(人を優先するモデル)が示しているように、組織が身体的、心理的、および充足感を含む全従業員のウェルビーイング(幸福度)を高める気遣いの文化を創造すれば、結果として熱心で、献身的で、生産的な組織を生み出すことができるのです」

 

■調査方法について
本レポートは、4大陸の女性5,000人を対象にしたアンケート調査、対面のインタビュー、および経済・社会データの詳細な評価に基づいてMalvern Insightによって作成されました。また、Censuswideは、2023年5月11日から17日にかけて、英国、米国、オーストラリア、中国、日本において、自身を女性と認識する18歳以上の5,074人を対象にアンケート調査を実施しました。

 

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

https://www.atpress.ne.jp/news/368441

 

(BSIグループジャパン株式会社 / 9月19日発表・同社プレスリリースより転載)

 

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