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市立病院で残業代未払い 会議を勤務とせず、労基署から是正勧告 53人に計274万円支払いへ
お知らせ2023.09.11
鹿児島県の枕崎市立病院が勤務時間外に開いた会議を勤務として扱わず、鹿児島労働基準監督署が是正勧告と指導をしたことが分かった。病院側は消滅時効を考慮し、過去3年分の残業代を支払うこととし、53人分計274万円を特別損失として2023年度病院事業会計補正予算に計上。8日開会の市議会定例会に提案した。
病院によると、会議内容は医療安全対策、院内感染対策などで、月1回か2カ月に1回程度開催。時間は30~40分間で職員の都合などで勤務終了後もあった。
4月14日に労基署が立ち入り調査し、同27日に是正勧告した。会議は労働時間としてカウントするよう指導した。賃金台帳に労働時間数を記入していなかったり、タイムカードなど客観的な記録がなかったりした不備も指摘した。
平塚孝三事務長は「事態を重く受け止め、労働時間管理の在り方を改善していきたい」と話した。
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