お知らせ
高プロの働き過ぎ防止策 実効性に懸念も
お知らせ2021.07.01
2018年6月に成立した働き方改革関連法に盛り込まれ、19年4月に施行された高度プロフェッショナル制度(高プロ)の働き方のデータが公表されました。
高プロ適用者は、「年間104日以上かつ4週間に4日以上」の休日を確保すれば、労働基準法の労働時間規制を完全に免除されます。
つまり、4週間のうち24日は何時間働かせてもよく、際限なく働かされる恐れがあります。
実労働時間に代わって勤務実態をチェックするために導入された「健康管理時間」ですが、月300時間を超す健康管理時間は、法定労働時間(週40時間)の4週間分を100時間以上上回り、休憩時間などを考慮しても、一般の労働者の過労死認定基準(過労死ライン)をオーバーする可能性があります。
過労死認定基準が柔軟に運用されるよう見直しが図られているところですが、高プロについても “働き過ぎを助長する” ことが改めて懸念されるところです。
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