コラム
最低賃金のランク分け、3段階に見直しへ 地域間の格差是正狙う
コラム2023.04.07
厚生労働省は、最低賃金の目安額を示す都道府県のランク制度について、現行の4段階から3段階に見直す方針を固めました。
現行制度では、最低賃金に地域ごとの経済実態を反映させるため、賃金動向などに応じて都道府県をA~Dの四つのランクに分けています。
現在、Aランクは東京(時給1072円)など6都府県、Bは京都(同968円)など11府県、Cは北海道(同920円)など14道県、Dは沖縄(同853円)など16県
今後はA(6都府県)、B(28道府県)、C(13県)の三つのランクに再編し、AとBで労働者人口の9割を占める形にします。
特に、Bを大幅に拡大してCを減らすことで、地域間の格差を是正するのが狙いです。
岡山県は、従来の4区分ではCランクでしたが、3区分になってBランクとなります。
昨年10月に改定された最低賃金は過去最高となる31円を引き上げ、全国平均は時給961円
岸田文雄首相は今年10月の改定で全国平均を1000円に引き上げることを目指しています。
(毎日新聞):
https://mainichi.jp/articles/20230404/k00/00m/020/248000c
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