コラム
人生で支払う「国民年金保険料」は総額でどのくらいですか? ちゃんと元が取れるのでしょうか?
コラム2023.11.02
令和5年度の国民年金の月額保険料は
1万6520円ですから、
20~60歳まで40年間納め続けた場合、
国民年金保険料の総額は、
1万6520円×12×40=792万9600円
となります。
一方、受給額はどうなのか?
令和5年度の国民年金の受給額は
月額6万6250円なので、
792万9600円÷6万6250円=119.69・・・≒ 約120月
つまり、約10年で元が取れる計算になります。
したがって、65歳から年金を受給した場合
10年後の75歳で元が取れることになります。
厚生労働省が2023年に発表した平均寿命は
男性81.05年、女性87.09年 ですから、
多くの人は十分に元が取れることになります。
上記の保険料は現在の価格で計算していますが、
実際には40年前の昭和58年の月額保険料は
5830円でしたから、
もっとずっと早く元が取れることになります。
また、国民年金保険料を滞納せずに納めていれば、
老齢年金だけでなく障害年金、遺族年金などの
受給資格も得られます。
障害年金は、病気やけがで生活・仕事などが
制限されるようになった場合に
受け取れる年金のことで、
現役世代も受給が可能です。
遺族年金は、被保険者が死亡した場合に、
遺族が受け取れる年金です。
厚生年金の場合は、
保険料の半分を事業主が負担してくれるので、
当然のことながらさらにお得なのは、
言うまでもありません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/354446e86343f43488db3068bed9f009b6ff0131?page=1
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