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求人サイトで『月給35万円以上』、実際は約17万円…マダムシンコ元従業員が労働審判申し立て

コラム2022.10.07

洋菓子店「マダムシンコ」の求人で、募集内容と実際の雇用条件が相違

 

求人サイト「インディード」では「月給35万円以上(残業代含む)」と記載されており、

 

人事担当者との面談でも試用期間後の月給は35万円と口頭で説明されていたとのこと。

 

 

しかしながら、実際には試用期間中は25万円だった月給が、試用期間終了後には約17万円に減額

 

 

10月1日に施行された改正職業安定法によりますと、職業紹介事業者や求人を行う企業、募集受託者、募集情報適用事業者は、求人もしくは労働者の募集に関する情報については虚偽の表示または誤解を生じさせる表示をしてはならないとされます(5条の4第1項)。

 

 

また、会社と労働者の間で締結された労働条件は、原則として会社側から一方的に変更することはできません。

 

両者の合意があった場合にのみ、労働契約の内容である労働条件を変更することができるとされており(労働契約法8条)、原則として労働者との個別同意が必要です。

 

 

「マダムシンコ」のケースは、職業安定法及び労働契約法に違反することも考えられます。

 

求人募集の際には事後のトラブル回避のためにも正確な表示が必須です。

 

現在は、求人サイトでのこのような不正確な表示についての罰則は定められていませんが、今後トラブル防止のためにも規制を強化する必要があるでしょう。

 

 

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220930-OYT1T50346/

 

 

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